自己肯定の話
こんにちは、たくさん寝太郎です。
12月になり研究やその他のことで色々と忙しくなってきました。
研究の進捗はあまり宜しくなく、不安に押し潰されそうな日々が続いています。
そんな中で色々と考えている内に自分についての理解が深まったので記事に残しておきます。
どうして不安を感じるのか
私は自己肯定感が他の人より低いので、凄い人を見るたびに「あの人は同世代であんなに優秀なのに自分は何も出来てないな」と自分を卑下することが多かったと思います。
高校や学部の時は「頭が良い」と言われることもたまにありましたが、実際のところ試験の成績はそうでもないし期限ギリギリまでタスクを先延ばしにしてしまうしで自分はダメな人間だと思っていました。
修士2年の夏あたりから「そろそろ研究を進めないとマズい」と思い始め、もっと多くの論文を読んだり、留学生と交流できるようになるために英語を学び直したり、基礎を学び直すようになりましたが、その途中で自分と周りのレベルの差に気付き不安が募っていきました。
不安にどう立ち向かうか
今までは漠然とした不安を抱くだけでしたが、紙に書き出すことで自分が抱いている不安はどのような要因から発生しているかを理解することができました。研究以外にも就職の事や人間関係の事など様々な要因が重なり合っていました。
それらの要因を「どうしようもないもの」「対処できるもの」に分類し、対処法を考えることから始めました。
最も大きな要因である「研究」について、先人の知恵を得るために色々と調べているとこの文章に出会いました。
研究が「おもしろい」と感じるためには一定の基礎学力 は必要なので,自分の現在の研究テーマのおもしろさが 感じられない人は,まずはもっと勉強しなくてはいけな い。でも,闇雲に勉強するだけでは自分の現状に不安を 感じることも多いだろう。特に,修士から博士にかけて 爆発的な成長曲線を描く過程において,周囲との差を過 剰に感じてしまうことで劣等感を抱き,漠然と不安にな るものだ。もし全く不安にならないのだとすると,明ら かに実力が不足しており自分自身が見えていない井の中 の蛙なのか,あるいは,ロールモデルの設定レベルが低 過ぎるか,どちらかである。多少なりとも不安になるの はむしろ正しく成長している証であり,心配することは ないと自信を持って言える。
(引用: https://www.jstage.jst.go.jp/article/yukigoseikyokaishi/77/1/77_75/_pdf/-char/ja)
確かに自分は以前の自分よりも成長しています。春頃までは「研究をどう進めたら良いのか分からない」という不安だったのが、今は研究が面白いと思えるからこそ「今の自分には知識が全く足りないし時間も足りない」と焦りを感じるのです。
今になって自分の研究面白いなって思い始めてきたけどもう時間は残されてないんだよな
— たくさん寝太郎 (@IS_integraI) October 6, 2020
自分は何のために頑張っているのか?
自分で言うのも何ですが、多分私は大多数の人間より勉強していると思います。それなのに自分より凄い人ばかり見て自分を卑下してしまうのは良くないなと前から薄々感じてはいました。
そこで、「自分は何のために頑張っているのか?」と考えてみたところ、「自分は自分を受け入れるために頑張っている」ということに気付きました。自己肯定感が低いことを自覚しているから、沢山勉強して知識を身に付けることで自分を認められるようになりたいんじゃないかと思います。
昔は「自分は楽をするために頑張っている」のだと思っていました。多分それも間違ってはいないのですが、どちらかというと最近は自分を認められるようになるために頑張っているんじゃないかと思います。
この思考に気付いたおかげで、今抱えている不安はかなり和らぎました。
修士課程での残り3ヶ月、今の自分に出来ることを着々と進めながら今の自分より成長できるように、自分を少しでも受け入れられるように頑張っていこうと思います。
おわり