たくさん寝太郎の寝床

料理とITと皿回しが好きなオタクのブログ

修論の話

こんにちは、たくさん寝太郎です。

 

2月中旬に無事修論公聴会を終えてから完全に燃え尽きていました...。

修論は終わったものの速報論文の執筆や研究の引継ぎ作業等残っており厳しい日々が続いています。

今日はここ数ヶ月苦しんだ修論についてまとめようと思います。

 

 

修論書き始め

10月初旬に中間発表が終わり、11月に入ったあたりから「そろそろ修論書き始めた方がええんかな」と思ってましたが何もしていませんでした。当時の研究進捗は全体の30%程度で「研究何も分からん」状態でした。今思えばこの頃に基本手法や関連研究についてまとめておくべきだったと思います。

 

12月初旬に最後のゼミ発表を終え、ようやく「修論書き始めるか」となりました。この時の進捗が全体の50%くらいです。

執筆には最初はOverleafを使っていましたが、オフライン上で作業することも多かったのでvim-texの環境を整えました。(これが結構時間かかった)

 

↓執筆環境

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スタイルファイルとかはラボ鯖に残っている先輩方のものを拝借しました。この環境構築が終わったのが12月中旬あたりで、実際に修論を書き始めたのは12月28日あたりでした。(遅い)

弊専攻では修論について特に字数や枚数は定められていませんが、40〜50ページが一般的らしく「1日1ページ書くぞ〜〜」と意気込んでいました。

 

 

年明け、アブスト提出

年が明け正月になり、「そろそろヤバい」と思いつつも全く筆は進みませんでした。指導教員からは「とりあえず正月明けには関連研究くらいは書き終わっておきたいね」と言われていましたが、正月はほとんどゴロゴロしていたので年始最初のミーティングでは「やべぇよ...やべぇよ...」という雰囲気が漂っていました。確かこの時に書きあがっていたのが8pくらいだと思います。

 

普段は先頭から詰めていく性格なのですが、今回ばかりは「先に後半書いた方がええなぁ」と思い先に提案手法・実験についてまとめることにしました。しかし、この時点ではまだ結果も微妙なものしかなく、執筆しながら研究を進めるという地獄でした。

 

1月末がアブストの提出締切だったのでとりあえず現時点の結果でアブストをまとめることになったのですが、アブストを書きながら普段通り実験を回している途中でふと「これ分類器1つ増やして損失関数弄れば良さそうだな」と思い実装してみると見事既存手法の性能を超えました。このアイデアを思い付くまでは「話題の𝘿𝙚𝙚𝙥𝙇𝙚𝙖𝙧𝙣𝙞𝙣𝙜組み合わせてみた」みたいな何とも言えない研究でしたが、ギリギリで何とか提案モデルと結果を出せて良かったです(KONAMI感)

 

モデル図や途中結果の図などを全て作り直すのが大変でしたが何とかアブストを提出することが出来ました。この時点でようやく研究進捗90%ほどでした。

 

 

2月、締め切りまで2週間弱

 

このあたりは本当に忙しかったためあまり記憶がありません...。

締め切りは2月12日ですがまだ1章しか書けていないという激ヤバ進捗でした。この頃は精神状態もかなり悪く、日々死にそうになりながら文章を考えていました。一日18時間執筆していた日もありました...。ただ、この時には既に結果が出ていたのである程度気は楽になっていたと思います。

 

最後の2週間は以下のような感じで執筆していました。

- 2章(関連研究):2/1~3

- 3章(基本手法):2/4〜6

- 4章(提案法) :2/5〜9

- 5章(実験)  :2/8〜14

- 6章(総括)  :2/12〜14

 

Q.締め切りは2/12なのに何で14日まで書いているのでしょうか。

「卒論や修論は提出が1秒でも遅れると留年確定」と思っていたのですが、弊専攻は提出先が指導教員なので指導教員に頼めば締切は伸ばせるらしいです。

 

締め切りが3日伸び、無事修論を完成させ提出することが出来ました。最終的なページ数は42ページでした。

めでたしめでたし

 

修論公聴会

無事修論提出が終わったものの週末には公聴会があるため、次はスライド作成をしなければなりません。時間がなかったので中間発表のスライドをベースに提案手法や結果についてまとめて何とかしました。(この辺りも記憶がない)

 

公聴会当日は緊張で最初は声がブルブルでしたが途中からゾーンに入り何とか発表を終えることが出来ました。本発表は教員に4段階(bad/normal/great/perfect)で評価されるのですが、ありがたいことに2.9/4.0の評価をいただき専攻内で3位でした。(14人しかいない)

 

無事公聴会が終わって、帰り道の途中で指導教員から「お疲れ様です。専攻内順位は3位で上出来でした。最後の1ヶ月で相当伸びたと思います、しばらくはゆっくり休んでください」とslackが飛んできたときは電車の中で泣きそうになりました。しかし最後に「(学会投稿締め切りは10日後です)」と付け加えられており再び鬱になりました。

 

 

まとめ

修論は計画立てて書いた方がいい

 

 

おわり