たくさん寝太郎の寝床

料理とITと皿回しが好きなオタクのブログ

AWS-SAA(C02)に合格した話

こんばんは、たくさん寝太郎です。
なんと前回のブログ更新から1年経っていました。去年の今頃は配属されて間も無く分からないことばかりでしたが、最近は仕事にも慣れてきて楽しく働いています。(部署縮小したり面倒臭い雑務が増えたりで転職を考えたこともありましたが)

先日研修でArchitecting on AWSを受講し、AWS-SAA(C02)に合格したので今回の記事では体験談を述べようと思います。ちなみに、AWS-SAAは2022年8月30日から内容が改訂されてSAA-C03になっているため本記事の情報は少し古いものとなっています。あと技術的な内容には触れていません。

前提

資格

  • 情報科学修士号持ち社会人2年目
  • 基本情報(2017秋), 応用情報(2018春)合格
  • 2021年9月にAWS-CLFに合格

ちなみにAWS-CLFの体験記も書いてるので気になる方は読んでみてください。
kaworu-mk6.hatenablog.com

経験

触ったことがあるAWSサービス

  • EC2, S3, EBS, Athena, SageMaker, CodeCommit, CostExplorer, Glue, IAM, ...

2021年10月頃からチームで使っている研究開発用サーバをAWSに移行することになり、見積もりや構成を任されました。構成と言ってもVPCやIAMなどは社内の管理部署が作っているものを使うだけなのでEC2のインスタンスタイプやS3のストレージクラスを決めるだけでしたが...。
冬頃からは大規模言語モデルの実験を回すためにSageMakerを使ったりもしていました。また、プロジェクトの一環でGlueやRDS、S3を組み合わせたWebアプリ開発なども行いました。

2022年7月にはArchitecting on AWSを受講しました。内容としては初心者でも分かりやすく、ハンズオンで実際にアーキテクチャを設計していきながら各サービス、設定について学ぶといったものでした。
aws.amazon.com

今調べて知ったんですが、この研修3日で21万円するらしいです...。事前に値段を知らされていたらもっと真面目に受けていました。

対策

主に下の2つを用いました。

  • AWS認定資格試験テキスト AWS-SAA 改訂第2版
  • Udemy AWS-SAA 模擬試験問題集(6回分390問)

AWS認定資格試験テキスト AWS-SAA 改訂第2版


※リンク先はSAA-C02版なのでご注意ください

amazonなどで「AWS SAA」と検索すると黒本と橙本がトップに出てきます。評価も値段もそんなに変わらないのでどちらを買うか迷っていましたが、先にAWS-SAAに合格してた友人に相談したところ橙本を無料で貸してもらえました(感謝)。
全14章でAWS試験について、各サービス毎の詳細な設定やまとめ、模擬試験が載っています。300P程度ありますが簡潔に書かれているため読むのには時間がかからず、6日程度で読めました。(20時間くらい)

内容は分かりやすいですが、レビューでも述べている方が多い通りこの本だけでAWS-SAAに受かるのは難しいんじゃないかなぁといった印象です。最初は本を2〜3周しようと思っていましたが、この本を何周もするよりかはAWSのサービス別資料を読んだ方がいいと思います。

Udemy AWS-SAA 模擬試験問題集(6回分390問)

www.udemy.com

AWS-SAA対策について調べると殆どの人がオススメしているやつです。定価で約2400円ですが頻繁にセールをしているようで、1600円で購入できます。最初は購入するか迷っていましたが、運良く8月から会社のUdemyビジネスアカウントが復活し無料になりました。

1回目は標準的な難易度、2~6回目は高難易度とのことですが実際の試験の難易度は2~6回目と変わらないと思います。本番は分かりづらい日本語の問題文が多く、Udemy模試の方が少し簡単に感じました。
受験日の1週間前から取り組み始めましたが、1周目はどれも正答率40~60%と散々な結果でした。間違った問題の解説を読むだけでなく、正解だった問題も他の選択肢が何故違うか解説を熟読して2周目を受けると90%程度取れました。3周目前に苦手分野(ネットワーク、ストレージ、IAMなど)のテキストを再読するとほぼ100%を取ることが出来ました。(この時点で受験2日前)

受験前日に大事に取っておいた6回目を受験してみると、なんと正答率は58%。全然72%に届いとらんやんけ...。

ここに来て「Udemy SAA 難しい」だの「AWS SAA すごい」など調べて現実逃避していました。「落ちたら15000円自費出すのやだなぁ」とか「試験範囲変わるからまた勉強し直しだなぁ」と落ち込みまくってました。(受けてないのに落ちた気分)
仕事中に友人にメンヘラチャットを送ったりもしていましたが、「1回目で60%取れたら上出来だし2回目で90%取れたら行けると思うよ」の言葉を信じて試験に臨みました。

試験当日

前回同様、家の近くのテストセンターで受けてきました。前日の模試のこともあり諦め半分で受けていました。模試と違うなと思った点は「難しい問題と簡単な問題の差が大きい」「明らかに不正解だと分かる選択肢が多い」「多肢選択がちょっと少ない?」「問題文の日本語が分かりづらい」です。
とりあえず全問解き終わった時点で見直しチェックが付いている問題は28問程度。「あっ、これ落ちたな」と思いました。(許容ラインは17問)

サービス名や知らない設定など完全に運頼みのものが8〜10問、設定やサービス連携などうろ覚えのもの10問程度、多分合ってるであろうものが8問程度という感じで、運次第で受かるかなと思いながら見直しを終わらせました。(1周目80分、見直し20分くらい)

アンケートに答えて、ドキドキしながら結果確認したらなんと合格してました。落ちてるだろうと思ってたのでびっくりして画面を閉じてしまい「本当に合格やったんやろか...」と合否メールが届くまでドキドキしていました。

結果

781点で合格してました。多分合ってるであろう問題と運を合わせて見直し28問中14問くらい取れてたっぽいです。Udemyのレビューで「数周して90%後半が取れるようになれば本番でも720〜800は取れる」と言ってる方が多かったですが、その通りでした。
スコアパフォーマンスは以下の通りです。毎回思いますが、これもうちょっとサービス毎に分けるとか詳細化したらどうなんだって思いますね...。

所感

試験対策としてはテキスト約1週間、Udemy模試1週間の40時間弱で合格しました。前回のAWS-CLFの反省を活かして早めから勉強に取り組んだつもりですが、もっと早くから勉強しておけばと思います(試験が終わった後毎回思ってる)。確かに10日程度で受かる試験ではありますが、個人的にはとても難しい試験でした...。各サービスの重箱の隅をつつくような設定などは試験でやる意味あるのかなと思います(AWSサービスは頻繁に変わるし結局ドキュメントを読むことが殆どなので)。しかしながら、AWSアーキテクチャ設計や各サービスの連携については前より詳しくなったので勉強して良かったと思います。

結局この記事で技術的な内容には全く触れておらず、あんまり参考にならない気がしますが「テキストを読んで模試を100%取れるまで回せば自信が無くても8割弱は取れる」と参考にしてください。


ここ1年ブログを放置していましたが、その間にdjangojquery、bootstrapなどについて学んだり栄養学の勉強をしたりしていたのでいつか自分でアーキテクチャ設計してWEBアプリ公開とかしたいな〜と思ってます。最近文章を書く機会が少なすぎてどんどん語彙力が無くなってるので、もっと頻繁に記事更新します...。


おわり