たくさん寝太郎の寝床

料理とITと皿回しが好きなオタクのブログ

哲学の話

こんにちは、たくさん寝太郎です。

 

今まで情報系の話しかしてなかったので他にどんな勉強してたかについて適当に書いていこうと思います。

 

 

 前にも言った通り大学入ってすぐに2年半付き合った彼女に振られて私の精神状態は過去最悪のものになっていました。

2週間くらいは毎晩泥酔するほど酒を飲んでた気がします。1年から酒が飲めるのは2浪の特権

 

精神も落ち着いた頃、元カノが哲学科だったこともあって哲学に興味を持ち始めました。

初めて買った哲学書がプラトンの「国家」でした。

 

国家〈上〉 (岩波文庫)

国家〈上〉 (岩波文庫)

 

 プラトンの対話篇は前期・中期・後期に大きく分けられるのですが、国家は中期の作品です。

高校では世界史選択だったこともあり哲学について何の知識も無く、第2巻あたりまで読んだところで「前提知識が足りなさすぎる」と痛感しました。

 

そこで一旦国家を読むのを辞め、プラトン前期の作品や西洋哲学史の本を読み漁りました。

 

ソクラテスの弁明・クリトン (岩波文庫)

メノン (岩波文庫)

ゴルギアス (岩波文庫)

パイドロス (岩波文庫)

パイドン―魂の不死について (岩波文庫)

饗宴 (岩波文庫)

概説 西洋哲学史

図説・標準 哲学史

超訳「哲学用語」事典 (PHP文庫)

プラトンの呪縛 (講談社学術文庫)

 

この中でも特に良かったのが「パイドン」と「図説・標準 哲学史」です。

「大学で読んだ本の中で最も良かった一冊を上げるとすれば何か」という質問をされたら多分パイドンを上げると思います。

上に貼ったリンクは岩波文庫のものですが、新潮文庫から「ソクラテスの弁明・クリトン・パイドン」が一冊になって500円で出てるので是非買ってみては如何でしょうか。私は両方持ってますが訳し方の違いや注釈の違いがあって面白いと思いました。

 

これらの本を読み終わったのが大体2年の夏〜冬くらいだったと思いますが、このあたりで私の興味はプラトンから存在論現象学へと移っていました。

 

ヨーロッパ諸学の危機と超越論的現象学 (中公文庫)

存在と時間(一) (岩波文庫)

初学者のための現象学

現象学と弁証法 (1970年) (三一選書)

 

「初学者のための現象学」は一応読み終わりましたが理解できていませんし、他の本はまだ読み終わってすらいません。時間があった2〜3年の頃にもっと勉強しておけば良かったと後悔しています...(泣)

現象学をやるにあたって中世哲学〜近代哲学の知識がもっと必要だったと思います。院試終わったらもう一回哲学の勉強しようかなぁ

 

 

色々上げましたがこれで哲学の話は終わりです。

「哲学」と聞くと難しいイメージがあると思いますが、是非一度哲学を学んでみることをオススメします。知を愛する者は哲学者です。